私達は1年ぶりに再会した。
あの日互いの産まれたての姿を見せてから
何か連絡を取るわけでも無く、ただ時間が過ぎたが何かに導かれるようにまた出会った。
1年ぶりに会う私達はまるで織姫と彦星の様で久しぶりと声を掛ける貴方に私は何処か懐かしさを感じると共に身体の奥の疼きを感じた。
久しぶりの貴方は何処か雰囲気が変わっていて元々魅力的だったが更に男性らしく逞しくてなっていてきっと一年の間に何かあったのだろう、でも私達は遊びの関係。
深い事情は聞かなくていい、互いの事を知ってしまったら感情が移入してしまうから。
お互いそれを理解しているのだろう、久しぶりと声を掛けたあとはただ本能が求めるまま服を脱ぎ他愛の無い会話をしながら身体を流しベッドに移動した。
互いのタオルを脱がし暗い部屋で僅かに見える貴方の姿を手探りで探り偶然胸板に手が当たると心做しか鼓動が早く下半身に視線を向けると既に勃ちあがっていてそれに気付かれると照れ臭そうに顔を背ける貴方の顔に酷く愛らしさを感じた。
其の儘下半身を咥えるとぴくりと震える身体、そして漏れる甘い吐息。
佳い子、佳い子と優しく頭を撫でる貴方、その大きくて温かい手に芽生えてはいけない感情が顔を向けた気がしたが見なかったことにした。
そして口の中に精を吐き出し口元から零れるソレを指で拭い良かった。と伝え頭や耳、頬を撫でた後は互いに横になり無言の時間。
背中を向けぼんやりとしていると私の背中に甘える様に顔を擦り寄せ脚を絡め"なに？"と訪ねると何も答えず身体を触る貴方。
指先が撫でた場所が疼き顔を振り向かせると重なる唇、そして秘部に伸びる指にぴくりと身体を震わせ少しづつ愛液が溢れる。
厭らしい音を態と出しながら触れる貴方の顔に何処か苛立ちを感じながらも感じてしまう私も大概なのだろう。
前回で気持ちいい場所を覚えていた貴方は私をあっという間に追い詰め気持ちいいという感覚が大きくなり弾けた_______。
そして鳴る別れの音、次会うのは何時になるのだろうか、分からない。
でもきっと私達は何処かでまた運命に導かれる様に出会うのだろう。
またいつか。